中国で自社製品にニックネームを!

GLOBE_LOGO_DW_TRANSPARENT

中国の消費者はお気に入りの美容製品によくニックネームを付けます。

たとえば、Olayのホワイトニングフェイスローションは、正式名称を「リジェネリスト ルミナス トーン パーフェクティング トリートメント」と言いますが、中国では「Olayの白い小瓶(Olay小白瓶)」というニックネームで親しまれています。また、長年にわたるベストセラーである SK-II 「フェイシャル トリートメント クリア ローション」は「不死の水(神仙水)」と呼ばれていますが、これには製品の肌を瑞々しく保つ効果に対する消費者の信頼が表れています。

dw_contentsquare_keyvisual_2019_newsletter_900x400

こうした例はまだまだあります。SK-II 「ジェノプティクス オーラ エッセンス」は多くの利用者から「小さな電球(小灯泡)」と呼ばれているほか、SK-II 「スキン マスク」は、昔の恋人がフェイスマスクを使ったあなたを見たらきっと後悔するという意味を込めて「元彼マスク(前男友面膜)」と呼ばれています。資生堂の「パワライジング コンセントレート」は、 そのボトルデザインから「赤いウエスト(红腰子)」というニックネームが付けられています。

shutterstock_1039152688_960x350

なぜ消費者はお気に入りの製品にニックネームを付けるのでしょうか?

まず、長くて複雑な名前や説明は覚えづらいということに留意しましょう。また、中国人消費者は微博(Weibo)や小紅書(RED)などのソーシャルメディアでレビューをシェアすることを好みます。長い説明書きのようなフレーズの代わりにキャッチーなニックネームがあれば親近感を覚えるでしょう。

こうした取り組みはブランドにとってどのような意味があるのでしょうか?

ソーシャルメディア上でKOLキャンペーンを企画する際や、Eコマースサイトを運営する際も、企業はこの傾向を率先して取り込んで消費者が最も親しみやすいニックネームを付ける必要があります。実際に、洗練を深める中国人消費者とブランドとの間にネーミングによって感情的なつながりが生まれています。

shutterstock_726713113_960x350

ネーミングは効果的なコミュニケーションの手段

ローカライゼーションとは、コンテンツ、状況、製品のネーミング戦略など、あらゆる局面で現地のマーケットに適応することです。ブランドは少しでも顧客の心に響くようなネーミングを行わなければなりません。ディオール プレステージがその好例です。ディオールは、中国市場において特定のコレクションに他とは全く異なる名前を付けました。中国名の「迪奥花蜜活颜丝悦」(ディオール、ローズ ハニーデュー、スキン リジュブネイティング、シルキー プレジャー)は、製品の特徴となる成分を連想させるものです。

この「ローズ ハニーデュー」という名前は、一流、ラグジュアリー、ビューティーといったイメージを喚起し、さらには愛らしく魅惑的な香りまでも思い起こさせます。また、主要な成分にまつわる物語を展開することは、市場において他ブランドとの差異化を図る上でも欠かせません。特に製品のネーミングによってブランドの個性を出そうとすれば、現地市場の文化を深く理解する必要があります。

shutterstock_726713113_960x350

貴社ブランドに合わせたローカライゼーション戦略

もし貴社ブランドが新たなマーケットへの進出を計画中なら、ローカライゼーションに必要な多くの側面の中のひとつに、ネーミングが挙げられます。ダータワーズは19年間、世界中で顧客にとって最適なローカライゼーションのお手伝いをしてきました。製品のネーミングは考慮すべき重要なポイントですので、必要な際にはぜひ当社へお知らせください!

ニュース配信中

ニュースレターにご登録ください

最新のe-Multicultural insightをお届けします。

GLOBE_LOGO_DW_TRANSPARENT_BLANC

2019 @ Datawords Group – View the terms – All Rights Reserved

当サイトではクッキーを利用しています。

このページ上のいずれかのリンクをクリックすることで、お客様の当サイトへのアクセス、コンテンツの閲覧、サービスの利用を当社が認識し、お客様に合わせて広告を表示するためのクッキーの使用に同意したものとみなします。 詳細。